忘れられない記憶

□第5話『蘇る記憶』
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「そ、んな…四代目が、私のお父さん…?それに、ナルトが私の弟だったなんて…。」

カ「雪華…。」

「……。」

カ「術を解くよ…?」


雪華はただ黙って頷いた。


カ「解いた直後は一気に記憶が戻ってくるから…」

「大丈夫。」

カ「…じゃ、いくよ。」


カカシは素早く印を結んだ。


“トンッ”


「…っう…。」


雪華の顔が歪む。


カ「雪華、大丈夫?」

「…ん。」


何かに耐えるようにぎゅっと目を瞑っている。

しばらくして雪華がゆっくりと目を開けた。


「ねぇ、カカシ。」


カ「ん?」

「カカシが術を解いたってことは、私は木ノ葉に…」

カ「うん。今日から雪華は木ノ葉の忍だよ。」

「雷の国には、もう戻れないのね。」

カ「寂しい…?」

「少しね。でも、カカシがいるから寂しくないよ。」


雪華がニコッと笑った。











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