忘れられない記憶

□第9話『雲隠れの里へ』
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歩いている間に雪華の眠気はどこかへ行ってしまったようで、家に着いてからは何やら書き物をしていた。


カカシ「何書いてるの?」

「手紙ー。」

カ「誰に?」

「向こうでお世話になった人たちにね。ほら、挨拶とか何にもしてないから。」

カ「そっか。…ねぇ、雪華。」

「なぁに?」

カ「ちょっと、こっち来て。」


カカシの向かいに座る。


カ「相談なんだけど…。」

「うん?」

カ「今までは遊びに来た時しか、木ノ葉にいなかったじゃない?だから、もちろん雪華の家はない。」

「うん。」

カ「でも、これからはずっと木ノ葉で生活していくから家が必要でしょ?」

「あ…そうだね。」

カ「俺としては、このまま一緒に暮らしてもいいんだけど…ワンルームに2人はちょっと狭いよね。」

「…うん。」

カ「そこで選択肢は2つ。1つは、雪華は雪華で部屋を借りて別々に暮らす。もう1つは、もっと広い家に引っ越して一緒に暮らす。雪華はどっちがいい?」











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