Forever With You
□第E話
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「ダンブルドア先生。」
ア「おぉ、アリスか。どうしたのじゃ?」
「卒業後について話があります。」
ア「そうか。では、ミネルバを呼んで来ようかの。」
アルバスは杖を一振りし、紅茶とクッキーを出すと、部屋を出て行った。
これから話すことを考えて緊張していたアリスは、紅茶を一口飲むとホッとした。
しばらくして、ミネルバを連れてアルバスが戻ってきた。
二人は、アリスの向かい側に並んで座った。
ア「では、話してくれるかの。」
「はい。私…卒業したら魔法省に入ります。それで…。」
二人は何も言わずにアリスの話を聞いている。
「それで…名前を言ってはいけないあの人の所へ行きます。」
ミ「何ですって?!」
「先生方が反対しても、私は行きます。」
ミ「おやめなさい。あなたではまだ勝てませんよ。」
「先生、私はその為に行くわけではありません。」
ミ「では何故…?」
「…セブルスと一緒にいたいんです。」
それに対してミネルバは何も言えなかった。
ア「あやつの居場所は知っておるのか?」
「いえ。でも、スリザリンに知り合いがいるので。」
ア「そうか。」
「それで、先生にお願いがあるんです。私に、閉心術を教えてください。」
しばらく見つめ合った後、アルバスが口を開いた。
ア「よかろう。じゃが、わしも色々と忙しい。週に一度ほどしかできんが、それでもよいかね?」
「はい。よろしくお願いします。」
その日からアリスとアルバスの閉心術の特訓が始まった。
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