Forever With You
□第C話
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「先生、今までこの扉ありました?」
ミネルバ「ありませんでしたよ。さぁ、入ってごらんなさい。」
子どもを二人に預け、ドアノブに手をかけた。
ゆっきりとドアを押し開ける。
「ここは…?」
アルバス「君の部屋じゃ。いつでも実家に帰れるように、特別に暖炉を用意した。君の家と校長室に繋がっておるからの。何かあったら使うと良い。」
「あの…でも、私…。」
ア「おっと、退学はなしじゃよ。」
アリスの言葉をアルバスが制した。
ア「ホグワーツで、まだ学びたいじゃろ?」
その言葉に、少し困ったように頷く。
ア「なら、退学はなしじゃ。わしらも全面的に君のことをサポートしよう。」
「…ありがとう、ございます。」
新しい部屋には、テーブルやソファもあったので三人でお茶を飲みながら話をした。
ミ「アリス、子どもの名前は決めましたか?」
「ぁ、はい。この子がサヴァンでこの子がノアです。」
ミ「いい名前ですね。」
「頼りない母親かもしれないけど、精一杯育てたいと思います。」
ミ「何か困ったことがあったらすぐに言うんですよ。」
「ありがとうございます。」
その後、しばらくダンブルドアの思い出話を聞いて、お茶会はお開きとなった。
この時は、この穏やかな時間がしばらく続くと誰もがそう思っていた。
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