Forever With You
□第B話
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ポンフリー「産まれましたよっ!!元気な男の子です。」
ホグワーツの城内に赤ん坊の産声が響き渡った。
ポ「ミネルバ、お願いします。」
ミネルバ「えぇ。しかし、ポピー、アリスがまだ苦しそうですよ。」
赤ん坊を受け取り、産湯に入れながらミネルバが言った。
ポ「何故かしら…?もしかして!!」
アリスの様子を見ていたポンフリーが、カーテン越しにいるアルバスに声をかけた。
ポ「アルバス、お湯をもう一つ用意してください!」
ア「どうしたのじゃ?」
杖を振りながら、ポンフリーに訊ねる。
ポ「おそらく、双子です。」
ア「何と!」
―――……。
ポ「産まれましたよ!今度は女の子です。」
ポンフリーは素早く産湯に入れると、あらかじめ用意していたバスタオルで包み、双子の赤ん坊を横になったままのアリスに抱かせた。
ポ「アリス、双子ですよ!」
ミ「よく頑張りましたね!」
「ありがとうございます。」
医務室には和やかな空気が流れていた。
ア「…そろそれ、儂も仲間に入れてくれんかの?」
ポ「あぁ、ごめんなさい。」
アルバスの言葉にポンフリーが慌ててカーテンを開けた。
「ダンブルドア先生。」
ア「アリス、おめでとう。二人共、どこかセブルスに似ておるの。」
「そうですね。」
そう言って笑ったアリスは悲しそうな目をしていた。
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