Forever With You
□第A話
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新学期が始まってすぐのある朝。
「おはよう、ローズ。」
友達「おはよう。お腹すいたー!」
「じゃ、朝ご飯食べに行こっか。」
同室のローズと話しながら大広間へ向かう。
友「あー、着いた着いた!!」
大広間からは、朝食のいい匂いが漂ってきた。
友「今日は何食べよっかなー。…あれ、アリス。どうしたの?」
ローズが振り向くと、そこには大広間の入り口で口元をおさえてしゃがみ込んでいるアリスの姿があった。
友「大丈夫?」
「ごめん、医務室行ってくる!」
友「一人で平気?私、ついて行こうか?」
「ううん、大丈夫。」
友「気をつけてね。」
「うん、ありがとう。」
口元をおさえたまま、ゆっくりと医務室へ向かった。
「マダム、いますか?」
ポンフリー「はい、いますよ。あら、ミス・バイオレット真っ青な顔してどうしました?」
「何か、気持ち悪くて…。」
ポ「変なものでも食べましたか?」
「いえ、間食はしないので、それはないと思います。」
ポ「他に具合の悪いところはありませんか?」
「そういえば…。」
―――……。
ポ「アルバス、大変です!」
アルバス「おぉ、ポピー。」
ミネルバ「どうしたのですか?」
ポ「あぁ、ミネルバも。とりあえず、二人とも医務室へ来てください。事情はそこでお話しします。」
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