目指せ、上忍!
□第5話
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「うわぁ!先生すごーい。」
そう叫ぶ雪華の目の前には、手足で普通に崖をよじ登るスダコの姿があった。
スダコ「すごいって…あの、ただ普通に登ってるだけなんですけど。」
「え?術は?」
レン「んなもん使ってねぇよ。」
「は?だって、任務なんでしょ?なんか術使おうよ。」
スダコ「では、術というほどではありませんが、これはどうでしょうか?」
スダコはスッと崖に垂直に立った。
「えぇっ!?何それ!」
シン「これは、ただ足にチャクラを集めてるだけだよ、雪華姉ちゃん。」
「… シンもできるの?」
シン「うん!この前パパと練習したもん。」
「忍って本当にすごいよね……。」
雪華のつぶやきは、誰にも拾われることなく消えて行った。
スダコ「では、どの登り方でもいいので、とりあえず上に来てください。」
スダコが言い終わると同時に、シンとレンは歩いて崖を登り始めた。
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