平 成(+α)
□チラリズム〜狙われた君の肌〜
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※この小説は、某交流所にて書いていたものを移転したものです
某日、某番組収録後
平成お兄さん達の楽屋にて……
ガチャ
「―うをー!終わった終わったっ!!」
「ちょ…光デカイ声出すなよ」
「大ちゃん次って○○の収録だっけ?」
「多分そうだよー」
ハードな歌収録を終え、お兄さん組の5人が楽屋に戻ってきました。
何気ない会話をして衣装から私服に着替える光、薮、伊野尾、有岡…
「……………」
「……あれ、高木?どうしたの?」
楽屋につくなり、壁に備え付けられた鏡で全身を見つめている高木。
「………(何不思議そうな顔してんだ?)」
どうしたんだろう?と、薮が話しかけました。
「おい高木、どうしたんだよ?」
「――っ!」
トントンと後ろから肩を叩くと、ビクッと震える高木。
「…なんだ薮くんか、ビックリしたー」
薮の方に首を向け、安心したように苦笑いしながら心臓を押さえる。
見た目よりも幼い反応をする高木。
内心可愛らしいなんて思いながらも、薮は平然を装ってまた話を続けた。
「何不思議そうに鏡なんて見てんの?何か気になる?」
「あ…うん、実はさ…――」
「何なに何なに!?何かあったっ!?」