Novel
□Love me
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練習中の昼下がり。今日もテニス部は仲良し………?
「ぶちょお〜vV」
甘い声を出しながら、手塚部長に抱きつくリョーマさん。
今日は甘えたい気分なのか何なのか、抱き付いたまますりよって離れません。
手塚部長は歓喜のあまりバックに花が咲いています。倖せを噛み締めています。
但し、今は練習中。部員に示しがつかないのでここは我慢せねばいけないのです。
本当ならば一日中イチャコラしたいのが本音ですが、二人を結ぶテニスをおろそかにしてはなりません。
「越前、終わるまで辛抱しろ。俺だって我慢してるんだ……」
今にも泣きそうな顔をしながら言葉とは裏腹にリョーマさんの体をきつく抱き締めます。
「手塚……呪うよ?」
大魔王をはじめ、リョーマさんを愛しちゃってる他の部員さん達は、その光景にそろそろ苛立ちを抑えきれなくなりはじめました。
「だって…部長が練習来るの久しぶりじゃないスか……」
そう、手塚部長はここのところ生徒会の仕事が忙しく、部活どころかリョーマさんにさえあまり構ってあげることができませんでした。
いつもは必要以上に愛情を受けていたから、反動も大きくて寂しさが我慢できなくなった模様です。
「…………越前…すまなかった……」
「ううん……部長…今日はぶちょーんち行ってもいい??」
「ああ……おいで。」
それを聞くとリョーマさんは、ぱっと明るくなり、手塚部長の頬に軽くキスを贈りました。
「え、越前!!!!!? ///」
「部長、大好きvV」
この様子を、部員は鬼の様な目で見ていましたが、リョーマさんの愛らしい姿についクラッとやられていました。
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