novel
□星の輝く日々
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星空を一緒に見に行こうよ?
―星の輝く日々―
潮風が新しい門出を祝ってるみたいに、私の背中を押す…。
「今日からここが私の部屋か〜」
荷物を床に置き、ベッドに倒れこむ…。
「あぁ〜疲れた…」
家出まがいでデュエルアカデミアまで来てしまった…。
だけど後悔はしていない、自分の夢を叶える為に…。
「よぉーし!頑張るぞー」
勢い良く立ち上がり、 一人ガッツポーズを取る。
《遊んでていいのか和月よ…》
「ネオ」
ネオは私といつも一緒に居てくれる、デュエルモンスターズの精霊で名は海竜神ネオダイダロス。
(別に遊んでる訳じゃ無いんだけどな〜)
《このあと何か用があるのではなかったか…》
そうだった、今日は新入生の為のパーティーが開かれるらしい…。
「ヤバッ、急がないと!!」
バタバタと準備をして会場に急ぐ、会場と言ってもオベリスクブルー女子寮のロビーでなんだけど。
会場に着くとガヤガヤと賑わっている、始まってたみたいだけどOKだよね?
立食パーティー形式がとられているみたい。
取り皿を手に取り、料理を物色する。
「おっ♪美味しそう」
皿に乗せたが、他のも気になる…。
「いいや、好きなだけ乗せちゃえ!」
食べたい物を一通り乗せる
「頂きまーす♪」
スッゴクお腹が空いていたからパクパクと料理を飲み込んで行く。
「ちょっといいかしら?」
後ろから声をかけられ振り返るとそこには、美女が立っていた。
「どうしたの?」
「あっ…ううん、何かな…?」
妙にきっ緊張してしまう、片言ぽい日本語で答えてしまった。
「そんなに焦って食べるとお腹を壊すわよ」
美女に心配してもらった。
(ちょっとカッコ悪い)
「アハハ〜お腹が空いてたからつい、きっ気を付けるよ!」
美女に向かって言った。
「私の名前は響和月っていうの貴女は?」
美女は微笑みながら答えてくれた。
「天上院明日香よ」
それが私と明日香との出会いだった。
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