novel

□変わり行く世界の中で…〜俺の大事な場所〜
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初めて彼女に出会った時に、ビビビって感じたんだ。


一目で恋に落ちた…。













変わり行く世界の中で…〜俺の大事な場所〜














「十代!」

俺を呼ぶ声が聞こえる…
目を開けると愛しい彼女の顔があった…

「和月だ」

和月の腕を引っ張り、和月はバランスを崩し俺の胸に倒れる形になった

「じゅ、十代!」

和月は顔を真っ赤にしながら、離れようとしたが俺は和月を抱きしめた「離してよ〜」と和月が言った

「俺さ〜まだ眠いんだよ…」

俺はウトウトとしながら和月に話した…「懐かしい…夢を見たんだ…」和月は諦めたのか、黙って俺の話を聞いていた…
「…和月…と初めて会った時の夢…」


異世界で仲間が自分のせいで傷ついていく
それが怖くて、俺は自分から離れて行ったんだ…

それでも和月、お前は俺の側から離れようとしなかった

笑顔で側にいてくれた

出会ったあの時と同じ、笑顔で…

忘れてたんだ

一番大事なことを

一番大切な人を

一番大切な場所を

もう…自分から離れないよずっと側に居るから

「もう…忘れない」この思いを…

心の中で自分自身に誓った
俺の記憶はここまで…

気づいた頃にはとっくに日が暮れていて、和月にこっぴどく叱られたのは言うまでもない





終わり

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