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只今、ランダム2枚薫+剣路(家族萌)&沖妙+九+新(幼馴染萌)





〜同い年で幼なじみは
     王道だよね?その2〜




ミツバの検査の為に大きな病院へ通う必要があったので何年か前から夏になると姉弟は妙達の住むこの町へやってくるようになった。お互いの父親同士に縁があり妙は武州へ何度か遊びに行った事もあるので同い年の総悟とすぐに仲良くなった。

そして今、志村邸の広い庭で黒と茶色の髪の毛が睨み合っている。

「妙ちゃんは僕と遊ぶ約束してるんだ。悪いが総悟くんは帰って貰えないか?」

「何言ってるんでィ。見て分かりやせんか?もうゲームは始まってるんでさァ。」

「…昨日、妙ちゃんとお侍さんごっこしようって約束したんだ。」

「残念ながら鬼ごっこの真っ最中ですぜ。」

今にも泣き出しそうな九ちゃんは必死に堪えて反撃の言葉を探している。けれど、その前に救いの鉄拳が飛んできた。

「こらぁ!総悟ォなに九ちゃん泣かしてるんだテメェ!」

妙のドロップキックが見事にクリーンヒットして総悟は吹っ飛んだ。

「ぐはぁっ…た、妙ちゃん!」

「もうっ!総ちゃんはすぐに九ちゃんをいじめて。」

「いじめてなんかない…俺が妙ちゃんと遊んでるのにこいつが割り込んでくるから…」

「なっ!僕は妙ちゃんと約束してたんだぞ!」

「二人とも喧嘩しないで。皆で遊べばいいじゃない。ね?」

そんな風に妙にお願いされては嫌とは言えない。

「ほら、新ちゃんも隠れてないで出てらっしゃい。」

「姉上、僕もいいんですか?」

「当たり前じゃない。ねぇ、九ちゃん総ちゃん。」

「勿論だとも!」

「妙ちゃんがそう言うなら仕方ねェ。」










こうして、今年の夏も四人一緒に秋に向けて走り出す。








一言頂けたらとっても嬉しいです。お返事は日記にて。



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