☆獄寺隼人の苦労☆
□アルコバレーノ
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『マーモンー!!!!』
あっスカルはポイした…。
「ちょっと待った」
双葉が抱きつこうとすると、片手で顔を押さえられた。
押さえられた双葉は何?といいながら手をバタバタさせていた。
「抱きつく前に…」
マーモンはそれだけ言うと、もう片方の手をすっと出した。
双葉もそれに反応するようにどこからともなく封筒を取り出し渡した。
「うん。いいよ」
『うわーん!!』
いいよと言われすぐ抱きついた。
『怖かったよー!』
そんな事言われている間マーモンは封筒の中身をチェックした。
そして、チェックし終えると双葉にポイされたアルコたちを見てふっと鼻で笑った。
「なっ!!」×4
しかし、何か言うこともする事もできなかった。
双葉に一番懐かれているのはマーモンだから。
グッとこらえる4人に対し、ラルはくだらんと呆れていた。
そのとき
「ああ!!」
隼人が声をあげた。
双葉以外なんだ?と隼人の方を見た。
「10代目にもらってる小遣いはこう使ってるのか!!」
アルコたちは全員“?”のマークを頭に浮かべている。
『え?うん、マーモンへのお駄賃に使ってる』
やっとわめき終えた双葉が説明を加えた。
マーモン以外のアルコたちは相変わらず“?”をつけている。
一方、マーモンはさっき渡された封筒を見ながらこれの事かとうなずいていた。
と言うわけで、これで隼人の疑問は晴れたのでした。
また続いたりする!!
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