☆獄寺隼人の苦労☆
□勉強時間
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ここはツナの書斎。
真っ暗な部屋の奥でツナは、何台もの画面を見ている。
そしてその画面には監視カメラで撮られている各場所映されていた。
「今日は面白いものが見られそうだ…」
ツナはそういって黒く微笑んだ。
―30分前―
『♪〜♪〜…』
双葉は上機嫌だった。
『♪〜♪〜…』
双葉は上機嫌で廊下をスキップしていた。
『今日は宿題やってきたから、隼人に見せてあげよー!』
そう言って、スキップしていた足を隼人の部屋の前で止めた。
―コンコンガチャ
『隼人ー!いるー?』
返事する暇も持たせずドアを開け言い放った。
しかし、そこには双葉の声が響いただけで誰もいなかった。
『なんだ、隼人いないのか。…もうすぐ勉強時間だっていうのに』
ぷぅと少し頬を膨らませた。
注:勉強時間とは…まだまだ能力の低い双葉に隼人がいろんな事を教える時間なのです。しかし、今はほとんど学校で習う5教科を勉強しています。さっきいっていた宿題も隼人が出したものです。
『もう、しょうがないから探してこよ!』
そうして、双葉はまずツナの書斎に行った。
『ツナー?』
そっと書斎のドアを開けて言った。
「ん?どうしたの?」
それに気付いたツナは手招きをしながら聞いた。
『隼人知らない?』
「知らないなぁ…。もしかしたら山本のところにいるかも。明日一緒の任務だし」
……このペアで大丈夫なのか?とかはつっこまない方向で。ツナなりに2人には仲良くしてほしいと思っているのです。
『そっか!ありがとう』
そう言いながら勢いよく部屋を出ていった。
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