☆獄寺隼人の苦労☆
□アルコバレーノ2
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「まぁ、とりあえず座れよ」
隼人は、前回の話で集まったアルコたちをソファに座らせた。
『私、ラルさんとマーモンの隣!』
双葉はそう言いながらラル・ミルチとマーモンの腕を引っ張る。
「なっ危ないから引っ張るな!」
「ちょっと、追加料振り込むよ」
『いいから、いいから!』
2人の意見は無視し、双葉を中心に半ば無理矢理座らせた。
そして、それに満足したのか、
『隼人!お茶8人分!』
隼人をパシった。
「何でだよ!ったく…おいお前ら何がいいんだ?」
やっぱりちゃんとやるんですね。
それで、他の7人は何がいいかと聞かれ、それぞれこう答えた
双葉→『ミルクティー!』
マーモン→「レモンティー」
ラル→「紅茶のストレート」
ヴェルデ→「緑茶がいいなぁ」
スカル→「えっじゃあアップルティー」
リボーン→「もちろん、エスプレッソだぞ」
コロネロ→「コーラがいいぞ、コラッ!」
十人十色。まさしくこの言葉が似合うバラつきようですね。
「何でこんなバラバラなんだよ!しかも最後の2人、茶でもねぇ!」
さすがの隼人もちょっと混乱。
『大丈夫だよっ!ポット3つくらいあるし!』
「そういう問題じゃねぇ!」
『もう、何なの?仕方ないなぁ…手伝ってあげるよ。特別に。』
はぁと馬鹿にしたように息をつき立ち上がろうとした。が、
「いや、双葉は手伝わなくていいぞ」
リボーンに止められた。
「おい、パシリ手伝ってこい」
そしてコロネロがその代わりにスカルが行くよう言った。
「何でですか先輩!」
というか自分で墓穴掘ってるんですよね。パシリって言われて自分と判断してますし。
「パシリだからだろ?」
反論するも、リボーンに返された。
「あっそれとも僕が行って来ようか?」
その様子を見てヴェルデも立ち上がったが、
「お前はやめろ」×6
リボーン、コロネロ、スカル、ラル、マーモン、そして部屋にあるキッチンから顔を出した隼人にまで止められた。
何故って、ヴェルデに手伝わせたら何の薬入れるか分からないですから。
「もういいです。オレが行ってきます」
結局スカルが行くことになりました。
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