☆獄寺隼人の苦労☆
□ツナ
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『遅いっ!ケーキ買ってくるだけなのに何でこんなに時間かかるの!30分もかかったら紅茶冷めちゃうでしょ?』
双葉はいきなり隼人をパシっていたようです。
「あ?遅くねぇよ!しかも紅茶は買ってきてから淹れればいいだろ!?」
『えぇ、だって早く飲みたかったし』
パシっているくせに偉そうにしているのも、双葉が天然なので本人は気付いていません。
「お前、わがままだな…」
そんな双葉に隼人も呆れ顔です。
しかし、次の双葉の言葉に隼人はショックを受けるのですっ!
『それに、ツナだったら10分かからないくらいだよ?』
「!!??」
何故、ショックを受けるかと言いますと…
行きつけのケーキショップに行って帰ってくるまでふつーに40分くらいかかるんです。
急いで急いで急ぎまくって、その上、信号を無視するくらいの勢いで行って帰ってきても20分はかかるのです。
(隼人はちょっと頑張ったみたいです)
なのに、ツナにかかると10分もかからないと言うのですから驚きなのです。
「なっ、どうやって…」
『さぁ?』
―コンコン
隼人が呆然とし、双葉が気楽に隼人に応答しているとノック音が。
そこにでてきたのは…
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