Novel
□2話
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アラバスタ王国ナノハナ
一人の男が葉巻の煙をはきながらメガネの女に話しかけた。
「たしぎ。あの店騒がしいな…何があった?」
「スモーカーさん!!なんでも店のお客が突然死したらしくて」
葉巻の男の名はスモーカー。メガネの女の名はたしぎ。2人とも海軍で麦わら海賊団を捕まえるためここまでやって来た。
「ガヤガヤざわざわ」
店の中で男がフォークに肉をさしたまま皿に顔をつっこんで倒れている。
周りの人たちは砂漠で毒を食べたんじゃないかと騒いでいた。
その時、急に男が起きあがった。
「ぶほぉっ」
「「うわぁ!!!生き返った!!!?」」
「いやぁ…まぃった。寝てた」
そう言って男はまた続きを食べ始めた。何てマイペースな男だ。
「ところでおやっさん。この麦わら帽子を被ったヤツみたことねぇか??」
お「んん!?」
ス「よくもまぁぬけぬけと・・飯なんぞ食えるなぁ?白ひげ海賊団二番隊隊長ポートガス・D・エース」
後ろから先ほどの海軍のスモーカーが現れた。白ひげ海賊団という有名な海賊団の名前を聞いて周りがまた騒ぎ始めた。
エ「弟をね・・・探してんだ」
一方
ルフィ達はというと上陸してすぐ飯屋にレイを連れて行ってしまったルフィを心配していた。
ビ「どうしよう。ナノハナは結構広いからルフィさんとレイさんを捜すのは大変よ?」
サ「心配ねぇよ。町の騒がしいところ探せばいい!!」
ウ「そりゃぁいえてる(笑)」
ナ「それより、ルフィは賞金首って事自覚して欲しいわ。とくに大きい国ではね?」
ゾ「レイは顔ばれてねぇから安心してんだろ?まぁレイは馬鹿じゃねぇだろうしほっとけ。
それより俺らも飯喰おう。話しはその後だ」
みんなはゾロの提案に賛成した。何日もご飯食べてないから、みんなお腹の減りがピークに達していた。
お店の方はというと
「(聞いたか!?白ひげんとこの海賊らしい)」
「(スモーカーって海軍も聞いたことあるぞ!?)」
店の中はしーんとしていて沈黙が流れていた。エースとスモーカーはにらみ合ったままだ。エースは沈黙に耐えきれず口を開いた。
エ「で?俺はどうすりゃいい?」
ス「おとなしく捕まるんだな!!」
エ「却下。そりゃゴメンだ・・。」
一発即発の雰囲気だ。
飯屋を探すルフィ達はというと
「ずどどどどどどどどどどどどど」
ルフィはレイを担いで走っていた。レイは最初の方は抵抗したものの離してくれなかったので諦めて一緒に飯屋を探していた。
『ルーフィー!あれそーじゃねぇー??』
ル「よっしゃぁ!!さすがレイだ!!連れてきて良かった。にや…いくぞ〜ゴムゴムのーー」
『何か黒っておぃおぃ??ちょっまっうわぁぁっ』