7つの魔法

□2話
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「ただいまぁ〜」
帽子をかぶった子は、そう言うと宿の玄関を開けた。
すると、宿の奥の方から着物を着た人が出てきた。
「バンパイアの皆様!ようこそ七化村へ!どうぞゆっくりしていってください!」
着物を着た人は、おじぎをして、立ち去った。
「さっ!入って!それから、咲月!聖夜!あんたらは手伝って!」
「えぇ〜草花って人使い荒らいなぁ〜」
「じゃぁ、ウチ着がえてくるから」
帽子をかぶった子は部屋の奥に入っていった。
すると使いの人が、
「こっちですよ」
と案内をしてくれた。
「この部屋です」
もう1人の使いの子が、部屋のふすまを開けた。
その部屋は和風の畳の部屋だ。
「この部屋、自由に使っていいからね」
すると2人の使いの人は部屋に入って行き緑色の液体みたいなものを入れ始めた。
僕は不思議に思い聞いてみることにした。
「それなぁに?」
すると、ニコリと笑い質問の答えを言ってくれた。
「これはねお茶っていう飲み物なんだよ!飲む?」
「うん!」
僕は、そのお茶という飲み物を飲んでみた。
「・・・。苦い・・・。」
「ハハハ!まぁね!あっ!そういえば、自己紹介してなかったね!」
すると、使いの人のうちの女の子がまず始めに名のった。
「私の名前は花野咲月!んで、こっちが・・・。」
咲月っていう人がチラッともう1人の男の使いの人の方を見た。
そしてその人も名のりだした。
「俺は草壁聖夜だ!よろしくな!」
「そういえばすみれはまだ?」
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