NOVEL

□新撰組        ★豆まきまきと恵方巻き
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歳は少し笑って宗次郎の頭をぐしゃっと掻き交ぜると巻き始めました……が。
もちろん具材が多すぎて巻くことができません。

「あれ?」
歳は首を傾げました。
「海苔が小さかったかな?」「はい。海苔!」
「おう!」
歳は、今度こそはと巻こうとしましたが、やはり丸く巻くことができません。
せめて「巻きす」があればよいのですが、歳はそんなものがいるとは知りません。
歳が、無言で格闘していると、宗次郎は、だんだんつまらなって、台所を色々漁り始めました。
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