アンコ詰め合わせ
□恐怖はすぐ側に。7
1ページ/7ページ
〜かまどのある部屋〜
『…で。今ので大体状況はのみこめたか?』
重い緊迫した空気が流れる中、机を囲んで作戦会議をする男4人。
まだ意識の回復しないバイキンマンに、ガスマスクをあてながらカレーが口を開いた。
『メロンパンナちゃんの手料理が入ったオーブンを、開けた瞬間にあの匂いがしだしたんだよな……』
『……まさか?』
『…そのまさかだ……。』
『あぁやっぱり。ちゃんとオーブンを掃除しないからあんな匂いが。』
『ふざけんな。どんだけ汚したらあんな匂いがするんだよ。』
半ギレ気味にアンパンマンがショクパンマンにツッコム。
『え?じゃあなんで?』
『お前、本気で気付いてないの?頭悪いなぁ〜』
『何だよ!!二人とも知ってて僕だけわからないの!?
出し惜しみしないで教えてよ〜!!』
子供みたくダダをこねるショクパンマン。
『…ダダこねんなよ…きしょいから』