アンコ詰め合わせ
□恐怖はすぐ側に。6
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やばい……!!
このままでは、この部屋に匂いが充満してしまうのも時間の問題っ!!!!!
早くガスマスクをっ………って
『アンパンマーーーン!!!僕のマスク返してぇぇっ!!!!』
既にガスマスクを装着したアンとバタ子は、冷めた様子で言った。
『あんた、変態な不死身だから大丈夫でしょ。』
『ぶっちゃけ自分の身も守れて、お前も始末できて一石二鳥。』
『アンパンマン、今回僕本気でヤバいから。
バタ子さんにいたっては、ちょっと前のバイキンマンと同じ事言ってるし……!!!!!!』
口元をハンカチで抑えるショク。
『ガスマスク着用を教えてくれてありがとね、アンパンマン。』
『いや〜〜やっぱバタ子さんは助けなきゃ後々ヤバいし?(キレる等)他の奴らはどうでもいいし。』
『あら、よくわかってるじゃない。』
『フフフ……仲間を犠牲にしても自分の身の安全を確保する…悪の鏡だね。』
愛しい人の暴君ぶりに涙する被害者。
そうしているうちにも、ハンカチではまかなえないほどに悪臭が充満してきている。