アンコ詰め合わせ

□恐怖はすぐ側に。6
3ページ/8ページ

やばい……!!
このままでは、この部屋に匂いが充満してしまうのも時間の問題っ!!!!!
早くガスマスクをっ………って



『アンパンマーーーン!!!僕のマスク返してぇぇっ!!!!』

既にガスマスクを装着したアンとバタ子は、冷めた様子で言った。

『あんた、変態な不死身だから大丈夫でしょ。』

『ぶっちゃけ自分の身も守れて、お前も始末できて一石二鳥。』

『アンパンマン、今回僕本気でヤバいから。
バタ子さんにいたっては、ちょっと前のバイキンマンと同じ事言ってるし……!!!!!!』

口元をハンカチで抑えるショク。

『ガスマスク着用を教えてくれてありがとね、アンパンマン。』

『いや〜〜やっぱバタ子さんは助けなきゃ後々ヤバいし?(キレる等)他の奴らはどうでもいいし。』

『あら、よくわかってるじゃない。』

『フフフ……仲間を犠牲にしても自分の身の安全を確保する…悪の鏡だね。』

愛しい人の暴君ぶりに涙する被害者。

そうしているうちにも、ハンカチではまかなえないほどに悪臭が充満してきている。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ