アンコ詰め合わせ
□恐怖はすぐ側に。4
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『っっ…!!バ、バイキンマンまで…!!!!ひでぇ……』
すっかり落ち込んでしまった黄色いヒーローは、脱衣場の隅でいじけている。
『…さて、遊び(イジメ)はこのくらいにしておいて、本当にチーズが目を覚まさないんだけど。』
『ん〜…このガスマスク人間用だからなぁ…臭いを抑えきれなかったんだろ。
犬の方が嗅覚は鋭いわけだし。』
バイキンマンは、チーズをジロジロと見ながら説明する。
さっきまでいじめていた、カレーパンマンは完全に無視している。
『じゃあ早く犬用のガスマスクを作ってきなさいよ。』
女王様なバタ子は、自分でなんとかしよう。
という観念はない。
『イヤ…それよりも原因を究明して解決した方が早いと思う。
チーズもさっきより顔色よくなってるし、しばらく放っておいても大丈夫だろ。』
犬の顔色がわかるとはお前何者だ。
『…もしかしてガスマスク作るのが面倒くさいから、放っておこうとしてる?』
『決してそのような事は。』
刃向かうとバタ子に悪魔が降臨するので……以下略