アンコ詰め合わせ

□恐怖はすぐ側に。4
3ページ/5ページ

『っっ…!!バ、バイキンマンまで…!!!!ひでぇ……』


すっかり落ち込んでしまった黄色いヒーローは、脱衣場の隅でいじけている。

『…さて、遊び(イジメ)はこのくらいにしておいて、本当にチーズが目を覚まさないんだけど。』

『ん〜…このガスマスク人間用だからなぁ…臭いを抑えきれなかったんだろ。
犬の方が嗅覚は鋭いわけだし。』

バイキンマンは、チーズをジロジロと見ながら説明する。
さっきまでいじめていた、カレーパンマンは完全に無視している。


『じゃあ早く犬用のガスマスクを作ってきなさいよ。』

女王様なバタ子は、自分でなんとかしよう。
という観念はない。

『イヤ…それよりも原因を究明して解決した方が早いと思う。
チーズもさっきより顔色よくなってるし、しばらく放っておいても大丈夫だろ。』

犬の顔色がわかるとはお前何者だ。


『…もしかしてガスマスク作るのが面倒くさいから、放っておこうとしてる?』

『決してそのような事は。』

刃向かうとバタ子に悪魔が降臨するので……以下略
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ