アンコ詰め合わせ

□恐怖はすぐ側に。1
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傘を広げ、外へと出て行く兄弟。
その姿を窓越しに見ていたバタ子はため息をついた。


『全く……どうしてあの二人は、ああも腹黒いの?
しかも今日は雨でパトロールにも行けないから、ろくな事しないわ…』

その口振りはまるで二児の母である。


『…にしても暇ね。ジジィはパンの配達に行ってるし。仕事ももうないし…』

いたずらに部屋を見渡すバタ子。

『…そうだわ。どうせ他の連中(ホモ&バイ)
も暇してるんでしょうから、みんな呼んでホームパーティーでもしましょう。』


そうと決まれば…
と、雨が降っているにもかかわらずに窓を全開し、チーズの首に巻いている縄を外している兄弟に向かって叫ぶバタ子。

『メロンパンナちゃ―ん!!あなただけ帰ってらっしゃ―い!!!!』

『俺はぁっ!?』

『あんたはチーズの後始末!!!!
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