アンコ詰め合わせ

□恐怖はすぐ側に。1
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ザ―――……








朝から降り続ける雨は、パン工場の住人の心を憂鬱にしていた。


『暇だ――…』

窓から外を見ながら退屈そうにするアンパンマン。
と、そこに妹登場。


『お兄ちゃん、チーズ知らない?今日は雨だから家の中にいるはずなんだけど…』

『あそこ。』


アンパンマンの指差す所は外。
チーズは小屋からかなり離れた所で雨に打たれていた。
首に縄を巻きつけられ、雨宿りをする場所もなく、
[助けて]と言わんばかりに、必死に吠えていた。


『大変っ☆早く入れてあげなきゃ!!!!っていうか、今朝はちゃんと家の中にいたのになんで!?』

『俺が出したんだよ。』

『えぇっ!?お兄ちゃんが?何で?』

『いや…これだけの量の雨なんだから、ヤツの体を洗う手間がはぶけるかな…と。』


ニヤリと笑うアンパンマン。
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