大盛アンパンセット
□借金返済…?
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『あら、こっちには実写版のホモ本が。』
『ねぇねぇお兄ちゃん〜。これは売るんだよね☆』
メロンパンナの指の先にあるのはPC。
いかにも怪しげな画像、サイト、音声などがギッシリと詰まり、どこか臭そうなパーソナルコンピューターだ。
『だめだメロン。そのパソコンを買い取った人物が汚れる。』
『あ〜い☆じゃこれも破棄!!と。』
元気に返事をしたメロンは、乱暴にコードをブチブチと引き抜き、壁にごちごちとぶつけながらPCを部屋の外へと運んだ。
『んん〜〜!!ん〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!!』
ジャムは目に体液を溜めて何かを訴えている。
【ゴッ】
『うるさいと殴るって言ったわよね?』
ジャムは再びあの世とこの世の境に立った。
『さて。部屋の物色はこのぐらいか』
アンパンマンは自分と妹をアルコール消毒しながら言った。
ジャムはさるぐつわを外され一息ついているが、自分の未来を案じているのかその顔には生気がない。
『じゃぁ、次はいよいよお仕置きだねっ☆』
ジャムがさらに怯えだした。