大盛アンパンセット
□借金返済…?
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かろうじて原形をとどめているものの、バタ子とアンパンマンのおかげで虫の息である。
それを完全に無視して会話をする二人。
罪を償え、という二人の言葉にジャムは三途の川を垣間見た。
――そして。
『まずは手始めに、ジャムさんの部屋を物色しましょう。』
バタ子がジャムの部屋のドアを開けながら言った。
『なんで部屋〜?ジャムさんに、後遺症の残るような罰を与えなくていいのぉ?☆』
『メロン。いくら調教して公正させようとしても、部屋にいかがわしいモノがあれば意味がないだろ?』
『なぁるほどっ☆変なものは全部抹消しなきゃね!!』
それを聞いたジャムは、目を見開き猿ぐつわをされ言葉を喋れないにも関わらず制止の声をあげた。
『んん〜〜!!ん〜っ!!!』
『あは☆何言ってるかわかんない〜』
『ジャムさん…あんまりうるさくなんかして、邪魔したら殴るわよ?』
バタ子の声にはオプションとして、ドスがきいている。
ほどよく青く、おとなしくなったジャムを合図に、部屋を物色する三人。
『あ。普通にBLのエロマンガ発見…キッショ!!』