アンパンセット
□アンずきん
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『何?バトるの?すまん無理。
今からばばぁのトドメさしに行くから』
『なっ何ぃっ!!!??』
『実はコレ、バタ子のお使いなんだよな。
お前のせいでお使い出来なくなったら……バタ子どんな顔するだろうなぁ』
もちろんそんな事をすればバタ子は怒り狂います。
地獄絵図が容易に浮かび上がります。
それなら仕方ない。
と、お使いを無事終了させてからバトる事になりました。
『……で、なんでお前までついてくんの?』
『見張ってなきゃ、バトるの面倒くさがって家に帰るだろ?』
図星をつかれたアンずきんは、チッと舌打ちして先を急ぎました。
バトるのが面倒くさくて仕方ないアンずきんは、このバカを振り切る事ばかり考えていました。
するとそこに
『ヘイ☆どこ行くんだぃ?可愛い子ちゃんvV』
二匹の金髪の狼と出くわしました。
一匹は色黒で
一匹は色白でした。
『…何こいつら。』
ホストにナンパされて、うざがるOLのような眼差しを狼に向けるライバル。