アンパンセット

□アンパンマン其の二
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『あ、私?私はバタ子よ!!』

そこでバタ子は異変に気づく。
なんと窓にベッタリと顔をひっつけてうらめしそうに見るジャムの顔がそこにあったのだ。
どうやらまだバタ子しか気づいていないようだ。

『えっと……僕の名前は………』

と、ジャムが一つの紙切れを窓に貼り付けた。そこには
[命名 ショクパンマン]
と、書かれている。バタ子はとっさに

『あなたの名前はショクパンマンよ!!!!』


ここで我に返るバタ子。
《なんて最悪なネーミング!!》
しかし時はすでに遅し。窓の外ではジャムがしめたり。とも言わんばかりの笑みだった。

『(あのジジィ後で殺す!!)』

『ショクパンマン…』

『あ、今のは…!!!!』

『いい名前ですね』

『へ?』

『あなたが名付けてくれたならそれで充分です。
…外に散歩にいきませんか?』

『…ハイ……vV』

なんとショクは天性ホストだったのだ。
ジャムは鼻水をたらしながら悔しがっている。
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