渋柿単品

□『恐怖』
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ぞくりと



背の毛がそり立つ
五感が研ぎ澄まされる。


ひやりと

冷えわたる
身体が硬直する



 恐怖がすぐ側に
 居座っている。
 きっとどこへ行っても
 付いてくるのだろう。
 恐怖を拭う術など
 ないのだから。


  体温.鼓動.呼吸
  共に上昇。
  考える事など
  できやしない






ぴきりと

意識にひび入る
現状が変わる。


ちらりと

視界に入る白い影
湧き上がる
新たな恐怖。


 考える時間など
 ありはしない。
 叫ぶ時間さえ
 おしいのだから。
 それでも叫ばずには
 いられない。


  頭の中は
  恐怖一色
  呼吸さえ
  ままならない。
  耳元の鼓動が
  大きく響く









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