アンコ詰め合わせ
□恐怖はすぐ側に。3
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『ところでバタ子さん。どうしてバスルームで倒れていたんです?僕のアンパンマンは?』
『実は……』
*回想*
『ちょっ…!!動くなってチーズ!!』
『アンッアンッ』
雨に打たれてドロドロに汚れたチーズをバスルームで洗っているアンパンマン。
『ホラ!!泡流すからこっち来い!!』
『アンッアンッ!!!!』
雨が降っているにもかかわらず、外に出した復讐なのだろうか。
暴れまくるチーズ。
『チーズ!!いい加減に…』
『〜〜♪』
ついに主人を無視し、鼻歌を歌い出した駄犬。
【ブチィッ】
『おちょくるのもええ加減にせぇやぁぁぁ――――――っっ!!!??!?』
【ザブン】
なぜか関西弁で、泡だらけの犬の首を絞めながら、既に冷え切った湯船の残り湯に沈ませる。
『あんたもソロソロいい加減にしなさいよ?』
いつの間にか浴場に訪れたバタ子。