アンパンセット
□秋の風物詩?
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『秋ね…
栗拾いに行くわよ』
女王バタ子の一言で一連の事件は起こった。
[秋の風物詩☆栗拾い]
『へ?栗拾い〜?』
バタ子にたたき起こされたアンパンマンは、まだ眠いのであろう。間抜けに聞き返す。
『そうよ!!栗拾い!!食料調達もできて、みんなとの親交も深められて、いい男もゲットできて
なんと一石三鳥!!!!』
…最後のは無理だろ。
などと恐ろしくて口には出せないが、思わずにはいられない。
そんな葛藤をしていると妹がやってきた。
『おはよぉ〜お兄ちゃん〜…バタ子しゃん……』
うつろげな瞳をこすりながら朝の挨拶をするメロンパンナ。
『おはようさんvVメロンパンナ。』
満面の笑みで可愛らしい妹と挨拶をする兄。
いつもの鬼畜さはどこへ。
『おはよう、メロンパンナちゃん。
ところで栗は好き?』
『?くりぃ〜?好きだけど〜…』
『ならお昼からみんなで栗拾いに行かない?ほら、もう秋だし…ね?』
『ん〜〜…うん!!行く〜☆』