渋柿単品

□『復讐前夜』
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俺は憎んでいる
お前を
地の底より深く


お前を殺すシーンを
思い浮かべるだけで
血が沸き
肉が踊る
なんとも言えない
恍惚感

黒く まどろむ
酔いしれるような
憎しみという快楽


苦しいのか
悲しいのか
楽しいのかも
わからない
きっと俺は
狂っているのだろう
それでも構わない

この憎しみの沼地から出たくない

今出てしまえば
何もないこの俺に
冷たい風が
身を焦がすだろう

そんな世界よりは
憎しみに浸かる方がいい



俺は待つ
不敵な笑みを浮かべ
罠を仕掛けて
お前を待つ

「どう料理しよう?
今までにない極上の
苦しみと死を与えて
……その後は…


ソノ後ハ?」








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