アンパンセット
□バタ子の恋人
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『それをハンバーガーキッドさんにぶっかけて、自分に惚れさせようとしたんだぁ?☆』
『したら、キッドはバタ子に惚れたのかよ……面倒くせぇ』
はぁっとため息をつき、面倒くささをアピールするアン。
『そぅ?私は面白そうだと思うなぁ〜☆
ところで問題のお二人はいずこ??』
ふとあたりを見回すと、バタ子とキッドの姿がない。
『あれ…一体どこに『ハロー☆愛しい僕のエンジェル』
なんの脈絡もなしにいきなり現れる愛の戦士。
『あ〜☆ショクパンマンさんいらっしゃい!!』
『お前はいらん。帰れ。』
冷たく言い放つ主人公。
『ところでジャムさんっっ!!!!あの惚れ薬を作ったのはあなたなんですかぁっ!!!??』
『Σ無視かよっ!!』
『あ…あぁ…確かにワシじゃが……』
『素っっ晴らしいっ!!!!
ぜひ僕に譲って下さい!!!!!』
『絶対渡すんじゃねぇぞ、クソじじぃ。』
ショクパンマンの目は、今までにないほど輝いている。
まるで餌を与えられる寸前の、犬のようなはしゃぎようである。