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□保育士柳さん
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柳 蓮二

22歳(仮定)

今日から保育士の仕事をすることになった。

資格を取って大学を出てから就職するのが基本だが

職業難の現在、そんな簡単に手に職をつけるか不安だった。

だが、知り合いの先輩保育士(貞治)の紹介のおかげでなんとか就職することができた

俺の就職先は…



『立海幼稚園』




「初めまして、柳先生。俺は新任の柳先生を暫くサポートするために同じ教室の担当になった幸村精市です。よろしく。一応先輩だけど、年齢的には大して変わらないからそんなに堅苦しくしなくていいからね」

「新任の柳蓮二だ。未熟だが、これから世話になる。よろしく」

「(チッ、新任のくせにしょっぱなからでかい態度とりやがる)それじゃあさっそく部屋へ行こうか」

妙な寒気がしたが、気にしないことにした。


『テニ組』

此処が、俺と精市の担当する部屋だそうだ

(呼び捨てにすることに許可を貰った)

「此処のクラスのみんなは個性的な子が多いから、苦労をかけるよ」

「平気だ。承知の上でやっている」

「頼もしいね」


そして精市は俺を連れ、その一枚のドアに手をかけた…
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