短編

□正気の沙汰じゃない
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もっと、もっと。



限界、以上の愛を下さい。






その手でオレを触って、



その瞳でオレを見て。



その腕でオレを抱きしめて、



その唇で愛を囁いて。






「綱吉、どうしたの?今日は随分と甘えただね。」






耳元で、貴方がクスリと微笑んだ。今オレは雲雀さんの膝の上に対面式で座っていて、顔を雲雀さんの肩口に埋めている。雲雀さんは軽すぎるよ、とかもっといっぱい食べなきゃダメだよ、とかお母さんみたいな事を言いながらオレの頭をポンポンと撫でている。




「雲雀さんが、足りないんです。」





ぽつりとそう言うと、心地よかった雲雀さんの体温が少し上がる。





「ワオ、可愛いこと言うね。我慢できなくなっちゃうよ?」





そう言って、額から順番にキスを落とされていく。








もっと、もっと、もっと。


愛して、求めて、揺らして下さい。




そしてもし、いつか終わりが来た時は、


貴方に殺されたい、だなんて。




そんなこと考えてるオレはもう、



…・…………・……
正気の沙汰じゃない
……・…………・…



それでも貴方が好き、なんです。



end

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