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□†Secret Garden†
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【月の詩】ZORO Side


珍しく、寝れなかった。
否。少し寝たが、すぐに目が覚めて、それっきり寝れない。
仕方無く、甲板に向かう。



満月だった。
濃紺の空に金色の月。
ふと、アイツを思い出す。

金の髪、蒼い目。

今見てる空と、同じような色。
空を見てるだけで、安心する…そう思った。
こんな事、口にしたらアイツは怒るだろう。


キッチンには、愛しい恋人。
一人、言えない言葉を口にする。
例え離れても、変わる事無い気持ち。
それは、満ち欠けを繰り返す月のように。
喧嘩をしても、意地を張っても、傍にいるアイツ。




――愛してる…。





END.
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