Novel


□痴漢電車
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いつもと変わらない登校。








満員電車は毎日ぎゅうぎゅうで身動きひとつできない。

それにしても…今日は本当に最悪だ。




そりゃ〜俺はクラスでも可愛いって持て囃されたり〜。
学園祭では美少女コンテストにエントリーされたあげく女装で優勝しちまうし。
好きな子には
『私…神楽君より可愛くなれる自身ない…。』
とか言われてフラれるし…。


もう自分は可愛いと認めざる負えない感じだけど……


俺だってれっきとした男だ!!!
今日だって制服っ!

背は…少し低いけど、でもどーーー見ても男!!
…のはずなのに…なせが痴漢にあっている。








優しく尻を撫でるごつい手。







こんなことクラスの奴らにバレたらまた
『神楽ちゃん痴漢されちゃったのーー!!かわいそーー(笑)』
なんてバカにされるんだっ!

同じ車両の離れた場所にいるクラスメイト……。





バレたら確実にヤバい。




はぁ〜〜〜。

まぁ〜前でも触れば気付くだろーけど…。

そんなこと考えていたら案の定手が前の方へ……。

(気付け!バーーカ!)

なんてバカにしてたら、その手はチャックを開け……俺の大事なソコを掴んできた。


『っ!!』


うっ!何っ!!な…なんでっ。



クソっ!!
こいつ俺が男だってわかっていながら痴漢してやがったのか!!


外見だけでもコンプレックスなのに…性的対象にまで見られてたなんて。




・・・・。


全て理解した瞬間怒りが込み上げてきたが……


時すでに遅し………。


そのごつい手は器用に男の感じるツボを擦ってきた。


『んっ・・……』

ヤバっこいつ・・・・ッ。

痴漢なのにウマ過ぎるその行為に、俺は今にもイキそうで…。
情けなくなった。




汁塗れの勃起したペニスから汁をすくい取り……後ろの蕾に。




性行為はおろか性的知識も一般の高校生以下で、これから何をされるかなんて、想像さえできなかった。












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