銀魂

□君に苺と甘い想いを…
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広間に付くと羽目を外した隊士達が騒いでいた。

キョロキョロと回りを見回していると山崎が気付いたのか皿に乗ったケーキをこちらに向けた。

土方は山崎からケーキを受け取ると一人ケーキを食べている沖田の隣に腰を下ろした。

「なんでィ土方。遅かったじゃねェですかィ。」
さして気にした風でもなく話す沖田の前に土方はケーキの皿を置くと相手の頭を軽くぽんぽんと叩いた。

「土方さん…まだ覚えてたんですねィ」

少し驚いた様に目を見開き土方をみた。

「馬鹿野郎…苺食っただけで真剣で切り掛かってきて来年から毎年苺寄越せ。なんて言われたら忘れられねェよ。」

そう言った土方に沖田はバツが悪そうにそっぽを向いた。

「別に苺がそこまで好きな訳じゃないんですけどねェ…ただ」


愛しい貴方を苺という甘い想いの約束で縛りたかったから…








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