刹那主義

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あの後、デイダラに捕まった私は逃げようとしたのだがデイダラの隣にいたもう一人の暁の人に捕まってアジトに連れてこられた。





『…で、何で姉さん達がいるのかな?』






アジトという所についてまず目に入ってきたのは、何故かくつろいでいる二人の姉達の姿だった。





「おおヒカリ!!」


『おおヒカリ!!…じゃないでしょ!!何でこんな所にいるの!?』


「まぁいろいろあってな…」


「簡単にいうと捕まっちゃったのよ。」


『…姉さん達が?(ってことはコイツ等…かなり強いのか)』






周りを見渡せばヒカリ達を囲むようにして立っている七人の影があった。デイダラとサソリもその中に加わり全員で九人の暁。







「お前がヒカリか。」


『…私に何か?』


「話は簡単だ、お前達東雲には今日から暁に入ってもらう。」


『…へぇ。却下』


「「「…!!」」」


『あんた達が何を企んでるか知らないけど、私達には世界征服って言う野望があるのよ。あんた達のお遊びにつき合ってる暇わないのよね。』


「私達って言うかヒカリのな。」


『そもそも何故私達を?もっと他に強い人ならいるでしょう』


「お前達の能力はなかなか役にたつものだからな」


『…何で知ってんですか?もしかしてストーカー?やっぱり嫌です。ストーカーの組織に入るなんて。』





ヒカリが背を向けようとした時だった。






「ヒカリ〜またオイラを置いて行くのか、うん?」


『うっ…(そんな捨てられた子犬のような顔をされたら去るに去れないじゃん!!ひ、卑怯でしょ!!)』


「なぁ…ヒカリ?」


『ブハッ!!』







ヒカリは血を吹いて(鼻血)倒れた。愛朱と星華はそれがデイダラによる幻術だと勘違いし、止血しながらもデイダラを睨んでいた。






「##NAME2##!!おのれこの髷!!ヒカリに幻術かけただろ!!」


「幻術ですって!?いつの間に…」


「いやオイラ幻術かけてない、うん。」


『姉さん…私が死んだら…遺体は爆葬して…(パタリ)』


「「「##NAME2##ー!!」」」











「…おい、本当にあれが"東雲"なのか?って言うかあんな奴らが本当に強いのか?(そして爆葬って何だ!?)」


「ゲハハハハハ!!馬鹿だなアイツら!!」


「…呆れて何も言えんな。」







デイダラ以外の暁のメンバーは倒れるヒカリと、それを囲んで叫んでいる三人(愛朱と星華とデイダラ)を冷ややかな目で見ていたのだった。



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