ハートの王「残暑も厳しい候、
皆さまいかがお過ごしでしょう
か?」           

ハートの女王「いつも応援感謝
しているわ」        

ハートの王「ええ、本当に頭が
下がる思いです。…ですが、女
王。いくら暑いからと言って薄
着すぎませんか?」     

ハートの女王「え?これくらい
が良いと思うけど」     

ハートの王「いただけませんね
。私は構いませんが、他の男性
の方の目に毒です。悪い虫が付
かないように、スタジオ内のス
タッフ全員を女性に入れ替えて
おいて正解でした」     

ハートの女王「あ、どーりで平
さんや駿さんがいないわけね」

ハートの王「プロデューサーと
言えど容赦なく放り出すのが私
の正義です」        

ハートの女王「…でもちょっと
やり過ぎじゃない?」    

ハートの王「安心して下さい。
彼らには後で折り菓子でも持っ
ていきますから」      

ハートの女王「そう?なら大丈
夫ね!」          

ハートの王「ええ、ですが…。
…その、白いシャツを直接着ら
れると下着が透けてしまって、
目のやり場に困るのですが…」

ハートの女王「え?ああ、大丈
夫よ。これ水着なの…ほら!」

ハートの王「ああ、そうでした
か。そうですよね。水着でした
か安心しました。ですがいくら
水着だからと言ってそのように
無防備に肌を露出されるといく
ら私と言えど“限界”というの
が―」           

ハートの女王「…さっきからぶ
つぶつ言ってどうしたの?」 

ハートの王「何でもありません
よ」            

ハートの女王「ならいいけど…
?」            

ハートの王「ええ、それにとて
もお似合いですよ」     

ハートの女王「そう?似合って
るかしら…。そうね!地味かな
ーって思ってたけど、貴方が良
いって言うんなら決めたわ!」

ハートの王「決めたって…何が
ですか?」         

ハートの女王「今度皆で海に行
きましょ?」        

ハートの王「それはいいですね
。ちょっとしたプライベートビ
ーチになってる入り江を知って
るんで、ジャックに車を出して
もらいましょう」      

ハートの女王「なら皆に連絡し
なくっちゃ!」       

ハートの王「では、まず手始め
にジャックからっと…」   

ハートの女王「…すごーい!携
帯使えるようになったの?」 

ハートの王「ええ、まだメール
機能は無理ですが通話だけなら
…。携帯を買いに行く時にジャ
ックについて来てもらって正解
でした。私でも扱える機種を選
んでくれたんですからね。…え
えっと、このシニア携帯…でし
たっけ?」         

ハートの女王「私もジャックに
選んでもらったんだけど、いま
いち使い方分からないのよね…
。でもこの携帯ホワイトラビッ
トとお揃いなのよ?ええっと…
確かジュニア携帯、って言って
たわね…」         

ハートの王「ジュニア…?なる
ほど、確かにボタンや文字の大
きさが私のより小さいですね」

ハートの女王「ところでジャッ
クと連絡取れたの?」    

ハートの王「いえ、なんども呼
びだしているのですが…。あ、
出ました出ました。もしもし、
ジャックですか?」     

ハートの女王「もー私たちを待
たせるなんて職務怠慢だわ!」

ハートの王「あー、授業中でし
たかすみません。いえね、今度
皆さんで海に行かないかって話
になったんですよ。…え?海な
んて設定上存在しない?いやだ
なー。違いますよ、オフの話で
すよオフの」        

ハートの女王「公私混同するな
んてあの子らしいわね」   

ハートの王「メンバーはいつも
の皆さんで行こうと思うんで―
ジャック『え!?女王の水着姿
が見れるんすか!?なら俺喜ん
で行―』          

ピッ―

ハートの王「残念ですが彼は用
事があってこれないそうです」

ハートの女王「そう?それは残
念ね…。まぁ、学生なんだから
忙しいのは分かるけど、たまに
は息抜きも必要なのにね」  

ハートの王「ええ、学業に従事
するとは素晴らしい好青年です
。後で(主に拳で)褒めてあげ
るとしましょう」      

ハートの女王「可哀そうだから
何かお土産でも買っていってあ
げようかしら?」      

ハートの王「えぇ、きっと泣い
て悔しが…喜びますね」   

ハートの女王「そうね!それで
、いつ海に行こうかしら」  

ハートの王「善は急げと言いま
すからね。(ジャックが来れな
いように)今からでも海に行き
ましょう」         

ハートの女王「え?今から呼ん
で人集められるの?」    

ハートの王「大丈夫ですよ。夏
休み中なのに補講に行かなけれ
ばいけないお馬鹿な大学生以外
はたぶん暇してますよ。…さて
、そろそろお別れの挨拶の時間
のようですね」       

ハートの女王「まだ話足りない
けど…、仕方ないわね。みんな
これからも応援よろしくね」 

ハートの王「K太からの託です
が十章前後で完結するように調
整しているそうなので、もうし
ばらくの間お付き合いお願いし
ます」           

ハートの女王「ではでは〜☆」




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暑中お見舞いを描こうとしたら
もう残暑でした!!…トホホ   

棘子&K太












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