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□request No.1
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ズボンの釦を外して前を寛がせると、君はさしたる抵抗も見せずに、俺の脚の間に跪いた。
むしろ自分から進んで手を使い、欲を孕み始めた俺を導き出して口に含んだ。

「やけに素直だね。そんなに後ろめたいことでもあるの?」

柔らかな金髪に指を絡めて弄ぶ。
俺と視線を合わせないまま君が首を横に振ると、舌が不規則に絡んで、ぞわりと快感が腰から背中へと這い上った。

口淫はあまり好きじゃないはずなのに。
賢く聡明な君は何をさせても飲み込みが早い。
以前、幾度か教えたきりで、強要したことはない行為だったけれど、舌と指の繊細で奔放な動きが的確に淫楽を暴きたて、俺はあっという間に上り詰めた。

本当は全部飲んでもらうのが好き、なんだけど。
今日はそうじゃなく。

柔らかな前髪を強く掴んで、荒々しく弾ける寸前の俺を君から引き剥がした。


‥‥‥‥‥‥‥


蜂蜜色の髪、なめらかな頬を伝って、愛らしく尖った顎へ。
つい先日下ろしたばかりの服にもずいぶん飛び散って。
ああ、睫毛の先にも滴が。

「髪、引っ張ったりしてごめんね。痛かった?」

乱れてしまった前髪を整えてあげようと手を伸ばすと、君が呆然とへたりこんだ。
そんなにびっくりした?

「飲んでくれるつもりだったの?」

摩擦で赤く潤んだ唇に触れると、君が微かに頷いた。
なんて可愛い。

「ありがとう。でも今日は、ね。ほら、こうしたら、俺の匂いが」

愛くるしい顔やすべらかな首筋に散った粘液を塗り広げるようにしながら、小さな体を抱きしめる、と。
俺の匂いでいっぱいになったはずなのに、まだ微かに、あの嫌な匂いが。

「どうしてかな。まだ駄目だ、まだ。人工的な匂いは一度染み付くとしつこいね」

もっともっと俺で君を満たさないと。
この不愉快な匂いは消せないんだね。


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