短編
□小屋
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もうすぐ三つ目の月が昇る。
この辺りは夜が早く更ける。
何も無い荒野を少し大きめのトランクを担いで細身の男が歩く。
この辺りは初めて来た。
できれば野宿は避けたい。
だが荒野には本当に何も無い。
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