一輪挿

□チョコレートは誰のもの?
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「出来た…」


絳攸は疱厨所で一人感嘆の声を漏らす。
一晩かけて作った「それ」は、百合に教えを請い、練習を重ねただけあってまずまずの出来と思えた。
後は、あいつに、渡すだけ、だが−…。



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