連載

□心の恋に触れるまで。
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「……眞魔国に永久の繁栄と女神の祝福を!!」


女神みたいな顔した、ギュンターの長い祝辞がやっと終わった
隣に居る、村田君家の健ちゃんは爆睡状態。
優等生のくせに立ったまま居眠りとは…鼻摘まんだら、起きるだろうか?


ニヤニヤと悪戯を考えていたら ボーイからグラスを差し出されて、何かを目で促された


うん、美味しそうなオレンジジュースだ!
果汁100%だからお肌にも良い感じー


と目で答たのに
どうやら伝わらなかった様子。困った彼は口パクでカ・ン・パ・イだと…
…あぁ、乾杯ね〜〜って俺!?


『ここで出会えたのも何かの運命ですねっ…じゃあ、とりあえず乾杯!』


まるで合コンを始めるかの様に音頭を取った。
行ったこと無いけど…


カァン 
と大広間に何重にも響き渡る、グラスの音


「陛下〜!お初にお目にかかりますわ」

「お噂どおりに美しい瞳ですこと♪」

「ユーリ様は、巨乳と胸筋どちらがお好きですの?」


高級なドレスに身を包んだ女性に囲まれてしまった。
綺麗な金髪が揺れ、何種類モノ香水にクラクラしてしまう


「陛下、おめでとうございますぅ〜☆」


あぁ…語尾がメイド口調!兄さん、萌え☆っていう概念がやっと分かったよ!!


きらびやかなシャンデリア
朝露も落ちていない程みずみずしいバラのブーケ
床には重厚な赤絨毯が敷かれ
俺はいつも通りの制服に、何億?って位の宝石が付いた王冠を被っていた


盛大なラッパの音と共に始まった記念パーティー、予想外の来客数で会場を行き来するのも難しい程混雑している
背の低い俺は人を探すのも大変だ


誰を探してるかって?


あいつだよ


今日はまだ
朝しか会ってない


どこにいるんだ?

コンラッド…






 
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