短編
□変態とのお茶会 二皿目
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『じゃあ次は、フォンダンショコラにしようかな』
「お!渋谷よく名前知ってたね」
『実は作った事あるんだっ』
《はいどうぞ……ユーリはお菓子作りをなさるんですか?》
『うんまーね。お袋の手伝いだけど
コレとは、比べ物にもならないような出来でさ』
「そういえば去年のバレンタインに渋谷から貰ったなぁ…フォンダンショ・コ・ラ☆」
《(嘘だな)》
『あの日…バレンタインだったか?
そうか、だから家にハートの型があったんだなー』
《(えっあげたんですか!?)》
「(まるで渋谷自体みたいに)甘くて美味しかったよ」
《(俺は貰ってませんよ!)》
『マジ?…ほら、こんな感じに綺麗に中がトロけるのは難しいんだよね…あつッ』
《大丈夫ですか!ユーリ》
『ふぇーき。ひた、やへほひはみはい』
「熱いんだから気をつけなくちゃ〜ほら、舌見せて」
『ん』
《「(ぐはっっ)」》
「(可愛いい…可愛い過ぎる!いますぐ吸い付きたいっ)」
《(こんなあどけない口調が出来るのか…もっと早く気付いていれば あんな事やこんな事を言わせてたのに!!)
ユーリ、消毒しなければいけませんね…(もちろん俺の舌で!)》
「何言ってるんだいウェラー卿!(抜け駆けはさせないからな…)火傷なんだから、冷やせば良いんじゃないかな?」
『ひょーはよ』