短編

□子孫繁栄の為!
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情事の後 ユーリは冷静につぶやいた

『魔族って性欲尽き無いの?』

ポツン

《…なんですか唐突に?
もしかして、俺のは下手でしたか?》

ナデナデ

『やめろ。
尻触んなってば。
そういう訳じゃなくて、魔族って皆 高齢じゃん?
コンラッドだって、年齢的に…もしかして初老?
いや寧ろヨボヨボ…?』

(笑)

《…ユーリ、魔族はゆるやかに成長していくんですよ。
そういう面では、見た目通りで・す・ね》

ニコッ

『ふーん…
でもさ、コンラッドは
色んな人をたぶらかしてたんじゃないの?』

ニヤリッ

《……は…い?誰に聞かされたんですか、そんな事!!》

ガツーン

『ヨザック。』

サラリ

《ユーリ、信じる人は選びましょうね…》

ビキビキ(青筋の入る音)

『…大袈裟な。図星だから焦ってるんだろッ』

ハッ

《俺は…貴方以外を抱く気はありません!》

ババーン

『だ・か・ら、尻触るなって』

ナデナデナデ

《過去に何があったとしても俺は陛下の物ですよ。肩も、胸も、命も、●●●だって!!》

ガバッ(ユーリにダイブ)

『この変態ヤロウッ!』

バチコーン

《ゲフッ…(吐血)ユーリ…良いストレートだ……》

ピーポーピーポー

『ざけんなっ。触るな。近寄るな。』

シッシッ

《…どうしてですか…?
俺が嫌いなんですか…?》

ウルウル

『…違うよ、嫌いじゃないって(変態のくせに涙目攻撃か)』

…ハァ

『嫌なんだ
あんたが、他の誰かを抱いてたっていうのが…
からかってみただけだよ。ごめんなコンラッド!』

ヅバッ

《…それは…ヤキモチですか?
俺が好きだから?
俺の過去に妬いてくれたの?》

ドキドキ

『(…こいつ…)ギリギリそうかな』

あハハハ

《…ユーリ!!》

パァァァ

『なっ…何デスカ?』

オズオズ

《15年分、愛し合いましょうね!!》

カモーン

『…………』

ムムム

《さぁ悩んでないで、素直になって!》

アイラビュー

『俺の方が先に性欲尽きそう』

ガックリ




End


 
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