書庫 2

□鬼の棲み処ー弐ー
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誰もいない山奥にたった独り。


愛する者も守るべき者もいない。


呟く声は風に掻き消され、誰にも届かない。


寂しさという感情は忘却の彼方へ。

 
自分が人間という生き物と違うと気付いたのはいつの頃だったろう?
 
 
ここには鬼と呼ばれる自分しかいない……。



 
【鬼の棲み処】―弐―
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