11/11の日記
20:31
小話
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※少々(?)キャラが違う空亜です。ポッキーの日にちなんで。
「珍しいな。」
「何が?」
唐突な空目の言葉に亜紀は首を傾げる。
「それだ。」
空目が指を指したのは、亜紀が食べている物。
「ポッキー?」
「あぁ。」
また一本口に入れて亜紀は空目が言った言葉の意味を理解して苦笑する。
「私だって、甘い物食べるよ。」
あまり甘い物を食べない亜紀だが、嫌いなわけではない。
たまに食べたくなると食べる程度には好きだった。
「食べる?」
行儀が悪いと分かっていながら、亜紀は口に一本くわえたまま尋ねる。
「・・・・・・そうだな。」
同じくあまり甘い物を食べない空目は頷いた。
亜紀がまだいくつか残っている袋を差し出した。
空目はおもむろに、袋を持っている亜紀の手を掴み引っ張る。
ポキッ
小さな音をたてて、ポッキーが空目の口に消える。
目を丸くして動く事の出来ない亜紀の手を掴んだまま空目はポッキーを食べて行く。
それにともない縮まっていく顔の間の距離。
亜紀がそれに気付いて何らかのリアクションを取る前に。
「ごちそうさま。」
そう言って空目は笑うと亜紀の手を離した。
「あっ・・・・・」
呆然としている亜紀に何かを囁くと、その場を後にした。
「なっ・・・・・・なっ!?」
やっと顔を赤くして唇を押さえる。
確かに触れたのだ、あの時。
『甘かったな。』
最後に囁かれた言葉。
それは、チョコの事か、それとも―――――
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いや、さらっとやりそうな気がしたんです、空目が。
武稜は恥ずかしがりそうだし、俊あやはなんか違う気がしたので(管理人の中で)激甘担当の空亜にしてもらいました。
楽しかったです←
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