『番外*花町』

□『其の一 ―出逢いから』
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いらっしゃいませ〜。

まずはお話の設定を確認してからお読み下さい。

つっこみどころ満載なので、言い訳も含めて書いております。
そのへん、ご容赦願いますm(_ _)m


■時代設定と場所としては江戸時代末期の遊郭、に似た感じ。吉原の全盛は終わっております。
一応、鎖国状態。
遊郭と言えば女郎・花魁、体と芸が売りの世界ですが、今回の設定上、身を売るのは裏家業としています。
人獣というくくりがあるように、人ならざる者を店の呼び込みに使う事もあり。奉行所からはかなり目を掛けられてます。

■人獣について
いわゆる合成獣(キメラ)ですが、錬金術は出てきませーん。どうやってこれらが生まれたのかは不明。この時代の世界中に分布。
犬、猫が一般的。
見目は恐ろしく美しく育ちますが、寿命は犬猫たち同様短いです。この国では人権(??)はほぼなし。異国では生存権が認められているところが多く、エドワードたちの母国では普通に暮らせている設定。


■人物設定

*マスタング…蝋燭問屋の若旦那様
まあ、これはありきたりですがね。

*エドワード…女郎。男なのにねぇ。でも人獣という設定なので、男も女もありません。ある意味見世物的な立場です。年の頃は一応14・5。

*アルフォンス…エドの店に一緒に売られた弟ですが、まだお店には出てません。同じく人獣。
年の頃は10、かな?

*ヒューズ…マスタングの幼馴染。マスタングのお店(おたな)の番頭頭を務める父親とともに働いてます。今は番頭さんでマスタングの右腕。
マスタングとエドワードの恋の行方を一生懸命助けようとするいい人(笑)です。

*オリヴィエ…えぇと、エドワードとアルフォンスのいる店の用心棒です。ほんとの身の上は読んでからで。
MAGU がオリヴィエ様大好きなので登場してもらいました。かなり目いっぱい活躍してくれていると思いますが(^-^;


■用語について
MAGU もきちんと使えてません。江戸時代の服飾とか、調べてもよくわからなくて。時代劇大好きですが、見ているのと読み物にするのとではかなりの知識量の違いがありまして。
お許し下さい。

*お店(おたな)…いわゆる店を大通りにかまえている問屋さん。

*大店(おおだな)…お店の中でも大きくて大名や将軍家とも取り引きがあったりする、経済と政治に多大な影響を持つ問屋。

*二本差し…侍が脇に刺している刀。日本、ではありません。二本刺しているからです。まあ、きちんとした侍でなければ二本持ってません。小刀と長いの一本ずつ。

*郭(くるわ)…遊郭のお店ことです。

*大門…遊郭と一般庶民の住居を分ける大きな門です。通りを端から端まで閉じていて、門番がいます。女郎はここから先には出られません。同じく遊郭の周りには高い塀と堀があって、足抜け(遊郭から逃げる事)できないようになっています。
足抜けとは命がけの大変なことでした。

*身請け…気に入った女郎を引き取ることです。たいてい女郎はたくさんの借金を抱えていて、売られてから店に出るようになるまでの教育費・着物代、その他たくさんのものを追加で借金にされるため、雪だるま式に増えます。それを返しきるには人気の花魁になるしかないですね。
その女郎を身請けできるのは、やっぱり金持ちだけで、よっぽどの金子を払わないとそうはできません。
嫁にするか、愛人にするか、まあ様々ですが、好いた相手に身請けされるなんて滅多にありません。それだって年くったら捨てられるかもしれないんですから、良いのか悪いのか、難しいところです。

*時間感覚
一時(いっとき)…今でみると2時間。江戸時代は一日が12に分けられているので2時間。結構曖昧ですよね。丑三つ時とか、ね。

半時(はんとき)…なので、これが1時間。30分でかございません。


以上、こんな按排でしょうか。
ちなみに続き物です。
其の一、コネタ、コネタ、其の二、とか続く予定です。

ではでは、上の説明でも??とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、antique gold R*E館 初かもしれない切ない系パラレル、お楽しみ下さい〜。



◆其の一 出逢い

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