その他

□こんなに近くで
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ずっと出会った時から気になっていた。

吸い込まれるような赤い瞳に金色の髪。


フェイトちゃんは出会った頃からなのはちゃんと仲が良かった。

私は気が付いたらフェイトちゃんを好きになっていた。

でもフェイトちゃんはきっとなのはちゃんのことが好きで、なのはちゃんもフェイトちゃんが好きなんやと思ってた。

初めての恋。

恋は切ないと気づいた。

フェイトちゃんはいつも家まで送ってくれる。

そんなさりげない優しささえこの胸をしめつける。

フェイトちゃんはなのはちゃんが好きなんやろ。私に優しくせんといて。

こんなに強く思ってるのに、どうしてただの友達なんやろう。

どんなに強く思っていても伝えられない。


「はやて、元気ないね」

あなたから言われた瞬間、涙隠す欠伸で
「寝不足かな?」
って言い訳した。

「そう?最近仕事入れすぎなんじゃない?ちゃんと休養もしなきゃ。」

「うん。ありがとな。」
一番大切な人に嘘を重ねていく今の私。

毎日胸が苦しいからいくつも眠れぬ夜を越えて初めて出会った日に戻れたらって思ってしまう。
愛してるって言ったらきっともう二度と笑顔には戻れんかもしれん。

やけど友達のまま作り笑いはこれ以上できん!!
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